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サイト構築における司令塔「WEBディレクター」

2021/06/11
クリエイティブ

何の仕事においてもメンバーの業務の取りまとめをするポジションが非常に重要ですが、サイト構築において司令塔的な役割を担うのが「WEBディレクター」です。サイトの企画・デザイン・コーディング・コンテンツなど幅広い領域に関わる職種であり、指揮官として制作部門全体を牽引します。ではそんな責任とやりがいがあるWEBディレクターの職には、どのようなタイプの人材が最適なのでしょうか。今回はWEBディレクターの仕事内容や向いている人について紹介します。

 

主な仕事は制作スタッフの取りまとめ

WEBデザイナーやWEBプログラマーなどは、その名前からも仕事内容がわかりやすい職種だと言えるでしょう。しかし、WEBディレクターが具体的にどんな仕事をしているのかを想像できない方も多いかもしれません。基本的にはサイトを制作したり、WEBに関するプロジェクトを推進したりする責任者のポジションであり、全行程に関わるファシリテーターです。そのため、“人と接することが主な業務”だと言えるでしょう。

言い換えるとデザイナー、プログラマー、コーダー、ライターなど制作スタッフの人選、全体スケジュールの工程管理などプロジェクトに関わるメンバーの取りまとめが業務の中心です。具体的には予算や依頼主の要望によって、企画、サイト設計、SEO施策、サイトマップ作成、サイト内テキストの執筆、デザインのラフ案作成などの業務を幅広く対応しなければならないこともあります。そのため、1つの領域の専門性を磨きたいと考えるスペシャリストとは相反する職種かもしれません。

また、プロデューサーを置かずにサイト制作を行う場合、ディレクターは制作管理だけではなく、予算管理や依頼主との打ち合わせなども任されることがあります。制作スタッフに加えて時には依頼主との間の橋渡し役になり、意見を取りまとめることも求められます。非常に業務範囲の垣根が曖昧ではありますが、とにかく多くの人と関わり、その調整を求められる職種であることは間違いありません。

ディレクターに必要となるスキルや知識とは

WEBディレクターになるうえでもっとも求められるスキルは、プロジェクトメンバーや顧客との交渉力や折衝力です。制作スタッフや依頼主とのやり取りが中心となるため、それぞれの意見を聞いて最適なジャッジを下す能力が必須のスキルだと言えるでしょう。また、スケジュール設計と進行管理能力も不可欠です。納期の期限に制作を間に合わせるよう、進捗状況を確認しながら管理する能力が求められます。

スキルだけではなく、豊富な知識を持ち合わせていることもWEBディレクターに必要な素養です。WEBの世界は進化のスピードが速いため、常に最新の情報を仕入れておかなければなりません。サイト構造やデザインに関するトレンド、SEO施策の最新情報などを知っておくことはもちろんのこと、制作に活用するツールの使い方まで精通していると制作サイドとの話も早くなるうえ、依頼主に対する企画提案力も高まります。

多くの人を動かし関わりたい人に向いている仕事

WEB制作はその規模にもよりますが、デザイナー、プログラマー、コーダー、ライターら多くの人の協力が必要になります。そして、そのさまざまな人をアサインし、取りまとめる役目を果たすのがWEBディレクターの役目です。それぞれの分野で一線級のプロが集まったチームだとしても進行管理がしっかりとしていなければ納期に完成品として納品することはできません。依頼主が満足するサイトができるかどうかはWEBディレクターのかじ取りにかかっているといっても過言ではないでしょう。

サイトの制作やWEBのプロジェクトにおいて責任が重く、やりがいも大きいWEBディレクターの仕事には、スキルや知識も当然必要ですが、それよりも制作スタッフをまとめる調整力や人徳の面がより重要な意味合いを持ちます。そのため、自身のスキルアップを追求していきたいと考える人よりも、多くの人と関わりながら協力しプロジェクトを遂行していくことを望む人に向いている職業だと言えるでしょう。

 

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2021/06/11 更新

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