「経理」は会社の要

2023/02/21
オフィスワーク

「経理」は会社の要

起業した、どの企業にとっても最も重要なことはお金の管理です。健全な事業運営を行うためには“会社の懐事情”を握る部門が果たす役割は大きいのです。そうした会社の資産に絡む業務を専門的にこなす仕事が経理部門です。経理は事務仕事の一種ではありますが、一般事務とは異なり専門の知識を必要とします。持ち合わせた専門知識を活かしつつ、会社の数字管理を通して経営に深く関わりたいという方には経理が適しているでしょう。

 

経理とは会社の資産を管理する重要度の高い仕事

経理の仕事は基本的には企業におけるお金の流れを管理する事務作業です。企業で行っているさまざまな経済活動を簿記によって記録し、週単位、月単位年単位でかかった費用・収益を把握します。そのうえで費用と収益のバランスが崩れた際には原因を分析し、場合によっては関連各所に改善案の提案も行います。

経理の詳細な仕事内容は多岐にわたっており、「伝票整理・作成」「入出金管理」「決算表や賃借対照表の作成」「帳簿付け」「給与計算」「売掛金の回収や買掛金の支払い」など会社のお金に関わる幅広い業務に携わります。お金を管理する仕事なので、わずかなミスが会社の損害に直結する可能性もある重要なポジションです。

経理は、予算編成も大事な仕事のひとつなので、各部門とコミュニケーションをとって、より正確な予算を計上しなければいけません。そのため、他部門との調整や管理を行う必要があります。

営業職のように活躍が目立つわけではなく、社内の縁の下の力とも言える職種ですが、企業経営を健全に行うためにはなくてはならない仕事です。裏方業務に徹しながらも会社を支える重要な役割が求められるだけに責任感の強い人が向いていると言えるでしょう。

経理に求められる素養や資格とは

会社によっては実務未経験でも簿記の資格がなくても応募を受けつけている企業はあります。しかし、ほとんどの会社で実務経験者が優遇され、未経験の場合は簿記2級以上を必須条件としている企業が多いので、資格取得を視野に入れる必要があるでしょう。

また、ほとんどの業務をPCで行うことになるため、WordやExcelなどのパソコンスキルも必須と言えます。特にExcelのピボットテーブルの作成や関数の使い方などは経理業務を行ううえでも非常に役に立つので、経理職に興味がある方は入社前から多少なりと勉強をしておくことをおすすめします。

その他にも税法や会社規定などに沿って仕事を進めるため、経理に関する専門的な知識・用語を理解することが重要です。そして、細かい数字を扱い伝票の整理・作成を行うことが主な業務なので、計算能力だけでなく緻密さ、几帳面さや管理能力なども求められます。営業担当や経営者、社外の会計士や税理士とやり取りをしながら仕事を進行させるので、コミュニケーション能力も欠かせないです。

経営視点で働ける点が他の職種にない魅力

経理は実質的に企業の経営に関われる点が大きな特徴であり、魅力でもあります。単にお金を管理するだけではなく、決算で算出した数字をもとに原因を究明し、会社の改善案を経営陣に提案することもあります。そうした役割は他の部門では基本的にあまり携わることができません。

一見すると他の部門のように目に見える成果がわかりづらく、地味な仕事だと思われるかもしれませんが、社内において経営にもっとも近いポジションと言うこともできます。そのため、他の部門に比べ一つ上の視点で仕事に携わることができる点に、やりがいを感じる人も多いのではないでしょうか。経理業務は専門性が高く、経営には欠かせないものなので、会社の要ともいわれるのです。

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2023/02/21 更新

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