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すでに多くの企業で導入されている金融IT、給与即日払い

2019/05/23

 

すでに多くの企業で導入されている金融IT、給与即日払い

「金融×IT」を意味するFintech(フィンテック)。日本でもすでにフィンテックを利用したサービスが導入されていることをご存知でしょうか。その中でも特に注目を集めているのが「給与即日払いサービス」です。これまで給与は、月1回定められた支給日に指定の金融機関口座に振り込まれるのが一般的でした。しかし、金融ITサービスの発展により、特定の支給日を待たずして労働対価を受け取れる時代に突入しつつあります。

現在既に運用されている給与即日払いの事例

給料日を待たなくても、自分がほしいタイミングで給与を受け取れる――そんな便利なサービスが、現在、すでに多くの企業で運用されています。

たとえば、とある企業ではリアルタイムに給与計算する機能と銀行振込ができる機能を合わせたサービスを利用して、従業員が自分の働いた実績に応じて受け取りたいタイミングで給与を受け取れるようにしています。 このサービスを利用すると、毎日従業員が退勤すると同時に1日単位で税金・社会保険料を控除した給与の手取り額が自動で計算されます。そして、銀行機関のリアルタイムで振り込みを行う機能と連動することで、従業員は勤務実績に応じていつでも給与の一部を受け取ることが可能です。なお、企業はサービス利用に関わるシステム利用料などの負担は生じません(ただし、振込手数料はかかります)。

また、他には翌日に労働対価を受け取れる給与支払いのサービスも多く展開されています。これらのサービスでは、従業員が夕方所定の時間までに申し込みをすると、翌朝の9時には給与の一部からシステム手数料・振込手数料が差し引かれた金額が従業員の銀行口座に振り込まれます。「前払い」に利用可能な額は毎月の給与の70〜80%程度までで、従業員は利用可能額をスマホやパソコンのアプリでいつでも確認することが可能です。

CYURICAも金融IT給与即日払いサービスの1つ

株式会社ヒューマントラストが提供する「CYURICA(キュリカ)」も、そうした給与即日払いサービスの1つです。CYURICAの特徴は、即日払い給与を出金するための事前申請や銀行口座の開設が不要という点。必要なのは、ATMで使える専用カードの発行手続きと勤怠報告(もしくは勤怠実績)のみであり、その後は365日・24時間いつでもATMからの出金が可能です。

CYURICAを利用することによって急な出費に対応できるなど、労働者の生活の利便性は格段に向上します。特定の支給日に給与が振り込まれる既存のシステムにおいて月々の資金繰りがショートするという方にとっては、サービスが生活の助けになることも期待できます。また、雇用者側もCYURICAを導入することで他の求人とは異なるメリットを求職者に提示することができるようになり、人材の確保につながります。

実際にCYURICAによる給与即日払いサービスを導入したとある企業では、なんと応募者6倍増、採用費2割減という大きな成果が出ています。まさに労働者と雇用者の双方にメリットのある有益なサービスだと言えるでしょう。

金融ITの給与決算の進歩で変わる“給料日”の概念

さまざまな事例を紹介してきたように、金融ITによる給与即日払いサービスはすでに定着しつつあります。この先もますます浸透していき、これらの給与即日払いも給与受け取りのパターンの1つとなり、一般的になるでしょう。遠くない未来には現在のような“給料日”という特定の支給日の概念すらなくなっても何ら不思議ではありません。

さらに言うと、将来的には「給与即日払いを導入していなければ人が集まらない」という時代になることも否定できません。労働者はより自分たち視点での福利厚生の充実している企業を選ぶことができるようになり、より働きやすい環境を自分で判断していくようになるでしょう。

 

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2019/05/23 更新

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