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混同を避けて明確にすべき公私の境界線

混同を避けて明確にすべき公私の境界線

ビジネスとプライベートは分けて考えるべきであり、公私混同することは仕事をするうえでタブーとされています。業務時間中に仕事をサボったり、会社の経費を私用に使ったりするなどの行為はもってのほかです。また上司がプライベートで部下に指示をすることも好ましいことではありません。

ビジネスにおいて厳禁とされる公私混同

社会人経験が浅い場合、ビジネスとプライベートの境界線をうまく引けていないという方が多く見受けられます。いわゆる“学生気分”や“お客様気分”である人は、自分の働きがお金を生むことの責任を正しく理解していないようです。自分が働くことで生み出す価値の対価として給料がもらえるということを、まずは肝に銘じる必要があるでしょう。

働くうえで基本として理解しておくべきことは、業務時間内は仕事が最優先だということです。業務時間内は会社のために働く時間であり、何より給与が発生しています。給与に見合う働きをすることは、至極当然のことであり、私利私欲に走った行動をすること、業務内容とは逸脱した行動を取ることは厳禁とされています。自身の会社や勤務先のルールに基づいてメリハリをつけて働くことが大切です。

仕事に縛られることが嫌いで、「うちの会社には自由がない」という発言をする方もたくさんいますが、その“自由”という言葉が自身のプライベートを意味するとしたら、それは間違いといえます。社会における自由とは、“自主性を持って働く”という仕事における裁量について意味することがほとんどです。自分の働き方を自らの意思で決めることと、プライベートの用に遊んでいてもいいという意味では、自由の使われ方が180度異なるといっても過言ではないでしょう。

無意識にやってしまっている備品・時間・人の私物化

ビジネスにおいてよくある公私混同が「備品の私物化」です。たとえば社内のコピー機でプライベートに使う文書や画像を印刷するということはよくありがちですが、禁止行為だといえます。また、社用携帯が与えられている会社で、プライベートな通話をすることも厳禁です。職種によっては社用車の利用を許可されている場合もありますが、こちらも私用に利用することはできません。

上記のコピー機、携帯電話、車などの備品を私物化することは当然いけないことですが、同様に時間や人についても私物化している人も多いようです。たとえば勤務時間中にスマートフォンで友人や恋人とメッセージのやり取りや電話をするのも公私混同だといえます。きちんと休憩時間を利用して行うことが社会人としてのマナーです。

また、役職の高い人に多く見られる傾向ですが、社内のメンバーで出かけたり、遊びに行ったりした際に社内の権限で人に指示を出す人も少なからずいます。社内の公式な行事などを除いて休みの日などのプライベートな時間は、なるべく権限を利用して人を動かすことは控えましょう。部下や後輩のプライベートな時間を奪うことも無意識にやってしまいがちな行為だといえます。

業務のプロフェッショナルであるという自覚を持ちましょう

社会人として働くうえで、公私混同を避けることはプロとしての最低限の自覚であるといえます。職種や業種は人によってさまざまですが、各々のルールに従って最高のパフォーマンスを発揮することが“業務におけるプロフェッショナル”なのです。行いを正すことも大切ですが、まずは意識改革から始めるべきでしょう。

設立して間もなく、新しくて風通しのよい会社ではよくありがちですが、社内ルールがゆるく公私混同していても誰も文句をいわないというケースもあります。ただ、それに甘んじていると社外に出たときに恥をかいてしまったり、無礼な対応をしてしまったりすることにもつながりかねません。オンオフの切り替えは自身でしっかり意識するようにしましょう。

親しき仲にも礼儀ありという言葉の通り、人間関係に慣れた職場であっても、常にプロとしての姿勢を保ち、真摯に仕事に取り組むことが求められます。公私の境界線がはっきりしていないと仕事も遊びも中途半端になってしまうケースは多いだけに、仕事のギアを入れるところは入れる、緩めるときは緩めるという風に適切な場面でオンオフを切り替える術を身につけることが、社会では当たり前のように要求されるのです。

2016/05/05 更新

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