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わからない状態を放置することからの卒業

わからない状態を放置することからの卒業

仕事をしていれば、1つや2つはわからないことが出てくるものです。しかし、よくわからないことを認識した時点で人に聞くなり、調べるなりして解決するのと、そのままわからない状態で放置するのでは社会人としては“雲泥の差”があります。自身の仕事に責任感を持って取り組むためには、まずわからないことを放置せず、きちんと内容を理解することを心がけましょう。わからずに立ち止まってしまっている状況にいるとしたら、必ず改善する必要があります。

不明点・疑問点があるのは決して恥ずかしいことではない

同じことを何度教わっても忘れてしまうのであれば、社会人としては大きな問題です。しかし、どんな業種であっても、時代の変化に伴って技術革新を遂げているのが当たり前であり、常に一歩先の視点を見据えるのであれば、わからないことが出てくるのはいわば当然だと言えるでしょう。これは新入社員であっても、ベテランの社員であっても同じであり、さらには、日々勉強を重ねていたとしてもどうしてもわからないことは出てくるものなのです。

万が一、業務においてわからない事項があった場合でも、少しも恥ずかしがることではありません。むしろ「わからない=恥ずかしいこと」といった認識でいる方が問題です。わからないことを恥ずかしいことだと思ってしまうと、わからないことを「隠す」「知ったかぶりをする」「そのまま放置する」といったマイナスの行動に陥りがちになります。そういった行動こそが恥ずかしい行為であり、仕事の妨げとなることをきちんと理解することが大切です。

仕事において不明点・疑問点が出てくるということは、業務に真摯に向き合っていることであり、なんらおかしなことではありません。わからないことが出てきた段階で解消し、変に悩んでロスする時間を短縮することが社会人としての努めだと言えるでしょう。

理解できていない状態を放置することが問題

わからないことをその都度、解消することが社会人の基本だと言えますが、そうした行動を実践できていない人は思いのほか多いでしょう。わからないことを隠したり、放置したりすることで起こる一番の問題点は、業務が非効率になってしまうことです。

仕事内容が理解できていない場合、そこから次の一手をどう打つべきなのかを見失ってしまうことになりかねません。理解が及ばず、前進できない状態であれば業務が滞ってしまいます。仮にわからない部分を飛ばして先に進んだとしても、結局はわからない部分を解決しないことには、業務が完遂しません。また、飛ばした工程において不備が発生するケースも考えられます。そうなると、結果として関わる人皆に迷惑をかけてしまうことになります。

ビジネスにとって重要な要素の1つにスピードが挙げられます。仮にわからないことがあり失敗したとしても、早い段階であれば修正が可能です。しかし、わからないことを放置し、後になって何か問題が発覚したとなれば、その影響範囲は計り知れません。最悪の場合、自社内だけでなく取引先や関連会社にまで迷惑をかけてしまうことがあるので、そのようなミスがビジネスにおいては命取りになることを肝に銘じましょう。

何がわからないかを明確にすることが第一ステップ

社会人として責任を持って仕事をするうえでは、わからないことをクリアにすることが最優先事項です。そのためには、自身が何を理解できていないかを明確にすることが先決です。そうでなければ、疑問を先輩や上司に確認することもできませんし、自分で調べることもできません。仕事における「わからない」には、基本的に以下の4つの事項が考えられます。

【仕事においてわからない事項】

 1. 言葉の意味、またはその言葉の背景、経緯がわからない
 2. なぜそうなるのかの理屈がわからない
 3. それを行う意図、目的がわからない
 4. どう評価すべきなのがわからない

業務においてわからないことは、この4つの中のどれに当てはまるかを整理することで、何がわからないのかが明確になります。そうなれば周囲にアドバイスを求めるべきか、それとも自分で調べるべきかといった次に取るべき行動をきちんと判断できるでしょう。社会人として、恥ずかしいことは理解できないことではなく、わからないことを放置してそのまま知らんぷりをすることです。それは無責任な行為であり、疑問を解消することはむしろ自分自身を成長させるチャンスであることにいち早く気づくべきなのです。

2017/11/14 更新

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