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社会人としての自覚を持つために必要なこと

社会人としての自覚を持つために必要なこと

上司や先輩から「社会人としての自覚を持て」と叱られた経験はありませんか?社会人の自覚とは何かと説明するのは難しいものがありますが、「自立」や「自己責任」という言葉に紐付いていることは間違いありません。

前者は経済的・精神的に一人前になること(親や親族らに依存しなくても自活できること)を、後者は自分の行動や人生の選択などについて全責任をとることを意味します。つまり、社会の一員として自己管理ができ、自己判断で仕事を行えるかどうかが重要です。

社会人としての自覚を持たなければいけない理由とは

新入社員や若手社員の場合、周囲の方々の支えなしに自分だけで仕事を行うのは非常に難しいことです。会社では上司や先輩、同僚の、家庭では両親や兄弟、家族の支えがあって仕事に取り組めるのではないでしょうか。ただ、社会人は、“お金を払って学ぶ”学生とは異なり、“お金をもらって価値を生み出す”必要があります。

そのため、「自立」や「自己責任」の精神を身につけ、早いうちに一人前の社会人と周囲に認めてもらうことが重要です。いつまでも誰かに頼って、“おんぶにだっこ”の状態が続くようでは、かっこいい大人になれません。つまり、社会人としての自覚を持つということは、自分の人生を設計し、自らの力で道を切り開いていける力を身につける、“大人になること”に集約されます。

「自立」や「自己責任」の観点を持つための6つのポイント

社会人として大人の階段を一歩ずつでも前進していくために、実際にどのようなことを意識すべきなのでしょうか。「自立」や「自己責任」の考えを持った立派な社会人になるための6つポイントをご紹介します。

ポイント1 独りで生活できる経済力を身に付けること

社会人としての責任は、自分の生活を自分のお金で賄えることです。親と同居していることもありますが、最低限自分が使うお金は自分で稼げるようになりましょう。親からお小遣いをもらう時代を卒業し、経済的自立を果たすことこそ大人の階段の第一歩となります。

ポイント2 自身、相手を問わず時間を常に意識すること

「時は金なり」という言葉があるように、社会人にとって時間はお金と同じかそれ以上に重要です。さらにいえば、仕事におけるあなたの時間はあなただけのものではありません。あなたが先輩や上司に相談する(または、注意される)時や、お客様を待たせている時は、相手方の貴重な時間を奪っていると認識を持つべきです。

ポイント3 社会人として成長するには学び続けること

もしあなたが出世や高い年収を望んでいないとしても、仕事をして報酬をもらう以上、一定のスキルを身につけ職業人として一人前になる必要があります。また、ビジネス環境の変化や技術の進歩のスピードが目覚ましいので、身に付けたスキルを常にアップグレードする必要もあります。つまり、プロ意識を持って何らかの学びを続けていくことが大切です。

ポイント4 会社や組織の代表として行動すること

社会人として働く以上、何らかの組織に属することになります。そのため、もしあなたが仕事でミスをして取引の相手方に多大な損害を与えたとしたら、それは個人のミスではなく組織のミスとして扱われます。あなた個人のマナーの悪さが、「あの会社は社員教育もまともにできないのか?!」などと、会社全体の問題であるかのように誤解されるリスクがあることを肝に銘じておきましょう。

ポイント5 コンプライアンスを遵守した行動を心がけること

社会人として決められたルールを守ることは、最低限の役割です。コンプライアンス(法令遵守)違反は自身だけでなく、組織や会社全体にも影響を与える可能性があるだけに節度を保った行動を心がけましょう。特に“反社会的勢力”と関わりを持つことは厳禁です。服装や名刺、会社名や業態を見ても、すぐにはそれと分からないこともあるので、人付き合いには「君子危うきに近寄らず」くらいの慎重さを持ちましょう。

ポイント6 自己責任で健康管理を行えること

経済的自立も時間的余裕も、健康であってこそ成立するものです。健康管理も自己責任でしっかり行いましょう。体だけではなくメンタル面のケアも重要です。若さを過信してはいけません。あなたが体調を崩せば、社内外の人に迷惑がかかるということを忘れないようにしましょう。

一つひとつの行動に気をつけることが大切

上述したように、一口に「社会人としての自覚を持て」といっても、さまざまなことに気を配る必要があります。「面倒くさい」と思いがちかもしれませんが、一つひとつの行動に気をつけることこそが、社会人として生きることでもあります。

あなたは上記の6つの項目を意識しつつ、「自立」や「自己責任」の精神を持って仕事に取り組めているでしょうか?できていない場合は、社会人としての自覚を持つという意味で、自身の振る舞いを今一度改めてみましょう。

2022/11/07 更新

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