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仕事を成功に導く「周囲を巻き込む力」の重要性

非常に優秀な人材ですべての仕事をてきぱきとこなせる人は、当然ながら企業において重宝される存在です。そして仕事が大きくなればなるほど、多くのステークホルダーと関わることになります。そのため、本人が優秀であっても、周囲と足並みが合わないようでは大きな成果を挙げることは難しいかもしれません。成功をつかむためにも周囲をうまく巻き込むことが重要であり、組織としてうまくプロジェクトに向き合う術を身につけることが求められます。

個人だけの対応ではできることに限界がある

仕事をするうえでは、常に成果を出し続けることが求められます。しかし、それには自分だけの力ではなく周囲の協力が不可欠です。どんなに優秀な人であっても仕事に充当できる時間は有限ですから、限られた時間の中で最高の結果を出すためには、いかにそれぞれの得意分野を持った人の協力を得られるかが重要なポイントになります。 社会人として本当に優秀な人とは、個人の能力が高いことはもちろん、それ以上に周りの人材の特性を見抜き、適材適所の仕事を割り振って共存共栄ができる人です。どんなにいい結果を出せるとしても、すべての対応を自分1人で行っているのでは、いつかは手が回らなくなります。周りの協力を得て効率よく仕事を進めていくことで時間的な余裕も生まれ、より良いアイデアも浮かんでくるかもしれません。 また、個人で仕事をする中では、効率面だけでなく専門性においても壁にぶち当たることになるでしょう。プロジェクトが大きくなれば、例えば法律面からも専門的な視点が求められます。どんなに優秀な方であっても、さまざまな分野において深く専門知識を有することは難しいでしょう。よって、各分野のエキスパートに協力を願う方が現実的であり、スムーズに仕事をすすめられるはずです。

周囲を巻き込むことで大きなプロジェクトに発展

周りの協力を得て仕事を進めていくことができるようになれば、自分1人では実現することのできない大きなプロジェクトに取り組むことも夢ではなくなります。すべての分野において誰よりも優れた能力を持っている全知全能な人など存在しません。自分を冷静に分析し、不得意である部分は思い切って人に任せることも仕事を円滑に進めるうえで重要な判断だと言えるでしょう。 例えばAppleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏は、非常に強い個性と才能を持った人物でしたが、彼があれだけの成功を収めることができたのは周囲を巻き込む力があったからだと言われています。エンジニアのスティーブ・ウォズニアック氏、経営者のジョン・スカリー氏など彼独特の口説き文句でAppleに引き抜いたことで、ジョブズ氏はさらに大きなプロジェクトを展開していくことができたのです。 特に会社やプロジェクトの規模が大きくなればなるほど、優秀な協力者の存在が重要になってきます。周囲といかに連携して顧客のニーズに応えていけるかは、ビジネスマンとして問われる能力の1つです。なんでも自分でやり遂げようとする姿勢も大切ですが、周囲を巻き込むことの素晴らしさ、楽しさを学ぶことも社会で働く醍醐味だと言えるでしょう。

リーダーや経営者にこそ求められる巻き込む力

周囲を巻き込む力は、リーダーや経営者など多くの人を引っ張っていく立場の人こそ必要な能力となります。どんなに優秀でも1人の力だけでは事業を成功に導くことは難しいでしょう。優秀なメンバーをアサインできるかどうかが成否にかかわるので、周囲に気持ちよく巻き込まれてもらうためにも、以下のことを意識する必要があります。

プロジェクトのゴールを明確に伝える

ゴールを明確に伝えること、途中でぶれないことで、人は目的意識を共有して仕事に関われるようになります。

常に冷静に周囲を確認できる

いざというときに慌ててオロオロとしてしまうようでは、周りの信頼を得ることはできません。常に冷静に周囲を確認し、いざというときであっても落ち着いて対処することが重要です。

誰かが困っていればすぐに気づいて助ける

自分の仕事にしか気が回らないようでは、周囲を巻き込むことはできません。チームとして動く以上、誰かが困っていたら一番に気づいて助けることが求められます。

自分の弱さを隠さない

人は誰でも不得意な分野があったり、弱い部分があったりします。それを誤魔化さずにさらけ出すことで、信頼感はより高まります。

上記のように虚勢を張らず、周囲の人を認め鼓舞しながらも思いを共有していくことが、周囲を巻き込むうえで必要になります。そして、何より重要なのは一緒に仕事をする楽しみを共有することです。大きな仕事をやり遂げたうれしさは、関わる人が増えれば増えるほど大きくなるでしょう。周囲を巻き込むことによって辛いこともうれしいこともすべて共有できることが非常に大きなことなのです。

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2023/01/27 更新

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