徹底すべき正しい挨拶の仕方と言葉遣いとは?
当たり前ゆえに、重要さを見過ごしがちな挨拶ですが、社会人として基本中の基本です。挨拶自体はもちろん、場面ごとに適切な言葉遣いができるか否かで、相手に与える印象が大きく変わります。仕事ができても礼儀がなければ、一人前の社会人とは呼べません。
好印象を与える挨拶を心がけましょう
社会人経験を積んでいる方には“当たり前”のことですが、実際に職場や取引先で正しい挨拶ができていない人は意外と多いようです。挨拶の基本をしっかりとおさえると、相手に好印象を与え印象がよくなり仕事もより円滑に進められます。
【挨拶をする際の基本3項目】
- ・相手の目をしっかり見て、笑顔をつくりましょう
- ・はっきりとした口調で、相手が聞き取りやすい声で挨拶しましょう
- ・しっかりとお辞儀をして、相手に敬意を表しましょう
上記の内容は日本人なら当然ですが、きちんと行えないと態度が悪く見えたり、ビジネスパートナーとして信頼してもらえなかったりすることがあります。挨拶がきちんとできないだけで、“社会人として失格”と印象を持たれてしまうことは、もったいないです。
挨拶は場面によって使い分けることが大切です。お得意先や派遣先などではかしこまった挨拶が重要ですが、いつも会っている会社の同僚らにはそこまでかしこまる必要はないでしょう。逆にかしこまりすぎることにより、相手に距離を感じさせてしまったり、とっつきにくい印象を与えたりしかねません。場面ごとに相手に合わせた適切な挨拶をすることが求められます。
丁寧な言葉遣いは相手への“気遣いの想い
挨拶は基本的なことですが、その際の言葉遣いに気を配りましょう。かけた言葉のちょっとした違いにより、「丁寧な人だな」と評価が上がったり、「言葉遣いが乱暴な人だな」と悪いイメージがついたりします。挨拶の際にかける言葉は、相手への“気遣いの想い”です。安心感や信頼感を与える言葉遣いを心がけましょう。
同じ現場や社内で働くメンバーに対してやお得意先・派遣先など外部の方に対して以下のような挨拶が求められます。
【社会人としての基本的な挨拶10項目】
- 出社時:「おはようございます」
- 外出時:「行ってきます」
- 帰社時:「ただいま戻りました」
- 帰宅時:「お先に失礼します」
- 他の社員の外出時:「行ってらっしゃい」
- 他の社員の帰社時:「お帰りなさい」
- 他の社員の帰宅時:「お疲れ様です」
- 入室時:「失礼します」
- 退室時:「失礼しました」
- 「よろしくお願いします」
挨拶は上記以外にもありますが、まずは使用頻度の高い基本10項目を抑えておきましょう。状況に応じ伝わりやすい声で挨拶することは、周囲にいい影響を与えます。仕事全体にいい効果をもたらすためにも率先して相手へ“気遣いの想い”を示すことを心がけましょう。
すべてのコミュニケーションに通じるのが挨拶
コミュニケーションツールが多様化し、直接顔を合わせなくても意思疎通が可能になってきていますが、人と人がやり取りするうえで挨拶が必要なくなることはないでしょう。
コミュニケーションを取るうえの最初のステップが挨拶であり、第一印象を決めたり、相手のとの距離感を縮めることに役立ちます。特に新人の間や社会復帰して間もない時などは、最初から仕事をバリバリとこなすのは非常に難しいでしょう。だからこそ“挨拶から一人前になる”ことが大切です。社会人として働くうえで、コミュニケーションスキルはどの業種でも必須の項目です。