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トーク力が研ぎ澄まされる朝礼での1分間スピーチ

トーク力が研ぎ澄まされる朝礼での1分間スピーチ

多くの企業で実施されている朝礼での1分間スピーチ。指名されたメンバーが1分間で完結する話を部署やチームの他のメンバーに伝える取り組みですが、朝の貴重な時間を割いてまで実施する意義を見いだせない方もいるようです。1分間スピーチを行うことには目的がありますが、その意図を正確に把握せずに何となく取り組むだけでは身になりません。では1分間スピーチを実施し、仕事に活かすためには何を意識すべきでしょうか。

朝礼の場で1分間スピーチを行う目的・意義

人前で話すことが苦手な人は、「話すのが得意な人には特別な才能がある」と思いがちですが、実際は人前で話すことが苦手な人であっても、何度も繰り返して実践することで苦手意識を克服することができます。1分間スピーチは、人前で話すことに対して苦手意識を持っている人にとって非常に効果的なトレーニングの一つです。

社会人は社内外問わずさまざまな場所でトーク力が求められます。特にプレゼン、商談などの場において、製品やサービスについてのアピールポイントを的確に伝えられれば、大きな成果を上げることにもつながるでしょう。プレゼン、商談を上手くこなすためにも、日々の1分間スピーチは本番に向けた練習として大きな役割を果たします。いざという時に慌てず自身の仕事の成果をアピールするうえで、人前で話すことに慣れていれば、それだけで大きなアドバンテージとなるのです。

多くの企業が貴重な朝の時間を使って1分間スピーチを採用しているのは、どんな場面であっても自身の仕事に関してきちんと説明できる能力を養うことを目的としています。したがって、社内の取り組みだと思って手を抜いているようでは大事な場面で上手に説明をする力を発揮できないかもしれません。練習の場とはいえ、常に真剣に取り組み、自身のスキルを向上させようとする意欲が重要だといえるでしょう。

1分間スピーチで養われるのは伝える力

1分間スピーチによって人前で話すことに対する慣れが養われますが、身につく力は実はそれだけではありません。限られた時間内に話をまとめ、相手に要点を的確に伝える力も養えます。1分間の中に話のあらすじ、伝えたいこと、結論をすべて入れ、さらに聞く相手にとってわかりやすく伝えるには、論理的思考力が必要となります。1分間スピーチを繰り返し行うことで論理的思考力が身につけば、10分、30分と話す時間が延びたとしても、話の軸をぶらさずに柔軟に対応できるでしょう。

論理的思考力を身につけることが目的であれば、何もスピーチをする必要はないと考える方もいるかもしれません。しかし、聞く人にわかりやすく伝える力を養うには、実際に人前で話すという実践でアウトプットする場が重要です。相手の表情を見ながら、間合いやタイミングを計りつつ話すことができれば、伝えたい内容をより正確に伝えることができるでしょう。そういった意味でも1分間スピーチは、自分が論理構築した内容を効率的に伝える練習となるのです。

頭脳明晰で非常に優秀にもかかわらず、説明するのが下手なタイプの人もいますが、そういう人はアウトプットの練習が足りないといえるでしょう。自身が理解するインプットは得意でも、その内容を相手に伝えるアウトプットが適切でないと、仕事の連携がうまくいかないことも考えられます。アウトプットが苦手という方こそ、積極的に1分間スピーチで日々練習することが大切なのです。

伝え方ひとつで変わるビジネスの成否

プレゼンや商談の成否は伝え方一つで大きく変わります。いい製品やサービスであったとしても、その魅力がきちんと相手に伝わらなければ、成約に結びつくことはないでしょう。特に営業職の人は伝え方で勝負する職種であるだけに、相手にいかにわかりやすく説明できるかを常に意識する必要があります。

プレゼンの達人として有名なAppleの創始者スティーブ・ジョブズ氏は、生まれた時から伝える力に秀でていたわけではありません。自身が携わった製品のよさをわかりやすく、シンプルに伝えるかを常に考えていたからこそ、素晴らしいプレゼンが発表会の場で出来るのです。また、本番さながらのリハーサルを何度も入念に行っていたことも有名な話であり、伝える力は“センスではなく努力で身につくもの”であることを教えてくれました。

朝の1分間スピーチは、商談やプレゼン本番を想定した話の練習として最適の場です。自分の順番が来たから何かを話せばいいというのではなく、相手にわかりやすく自身の考えを伝えることを常に意識しましょう。伝える力の向上、そして商談・プレゼン能力のアップを目指し、積極的に1分間スピーチを活用することが大切です。

2017/07/11 更新

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