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常に意識すべき身の回りの整理整頓

常に意識すべき身の回りの整理整頓

社会人の重要なマナーの一つでもある整理整頓。周辺がきれいに整備されていると気持ちがよく、無意識に仕事へのやる気も上がるものです。一方、職場が汚く散らかっていると、仕事の効率が下がるだけでなく精神衛生上においてもよくありません。落ち着いてじっくりと仕事をするためにも、まずは身の回りの整理整頓から始めてみましょう。

仕事効率が下がる散らかった職場環境

大切な書類が見つからない、積み上げていた資料が倒れて周囲に散乱してしまったなど、デスク周りが散らかっていることで起こるトラブルは少なくありません。整理整頓がきちんとできていれば、書類の紛失や資料の山の崩壊などは起こり得ないので、無駄な仕事を増やさないためにも常日頃から片付けの意識を持つことが重要です。

散らかっていてもその方が落ち着く、自分ではどこに何があるか分かっているので問題ないという方もいらしゃいますが、自分の身の周りの整理整頓をすることは集団生活を送るうえで最低限のマナーです。誰か一人でもだらしない状況でいると周囲のモチベーションは下がり、集中力も削いでしまうでしょう。それは職場全体の仕事効率を下げることにもなります。また、当事者が不在時に本人のみが管理する資料などが必要となった場合、他の人が探し当てることができないなど、業務に支障を来すこともあるのです。

また、散らかしていることで、ホコリやゴミが溜まるなど衛生面にも影響を及ぼします。職場環境が不衛生だと、風邪などの感染病が流行った際にはより拡散する可能性が高まります。自身だけでなく、周囲にも多大な迷惑をかけることになるのです。このように職場が汚く散らかっていることはまさに “百害あって一利なし”。自身のデスクが散らかっている場合はすぐにでもきれいにするように努めましょう。

仕事ができる人は何事も整理整頓できる人!?

2013年5月に日経ウーマンが行ったアンケートによると「自分はかなり整理上手」と回答した人の中で、「仕事のスピードが速いほうだ」と考える人は95.3%、「段取り力がある」とした人も95.3%、「仕事の優先順位をつけるのが得意」が90.7%、「集中力が持続する」が81.4%、「ONとOFFの切り替えが得意」が83.7%という結果が出ています。一方で「整理が上手くできない」と回答した人は整理上手と回答した人に比べ、残業が多いという傾向もあるようです。

アンケート結果を分析すると、身の回りの整理整頓ができる人は“自分の頭の中も整理整頓できる人”である可能性が高いといえます。整理整頓ができるということは、自分が次に何をやるかが明確な人です。それは仕事をするうえで必要なもの、そうでないものの区別がはっきりできており、必要なもの以外は机の上に置かないといったスタンスからうかがい知ることができます。そうした物事の取捨選択がきちんとできるからこそ、頭の回転が速く、集中力も持続するのです。

逆に整理整頓ができない人は次に何をやるべきかが明確になっておらず、仕事の優先順位がつけられていないケースが多く見受けられます。必要なものとそうでないものが区別できず、混在しているため、何事においても切り替えるのが下手な傾向があります。そのため無駄が多く、時間内に仕事を終わらせることができない結果になっているかもしれません。

キレイを心がけることで周囲に与える好影響

整理整頓をするしないは決して自分だけの問題ではありません。なぜなら職場は自分一人だけの空間ではないからです。チームで仕事をする以上、最低限のモラルを持って他者を気遣うのは当たり前のこと。散らかっている方が落ち着くという人は、許容してくれている周囲に甘えているだけで実際には大きな迷惑をかけているかもしれないことを自覚してください。

散らかっていても平気な人が一人いるだけで、そのチームの士気が落ちるなど悪い影響を与える可能性があります。そのため、整理整頓ができない人を改善するのは本人の意志に任せるのではなく、チームで取り組むべきでしょう。たとえば掃除を当番制にする、整理整頓ができない場合は罰則を設けるといった明確なルールを作成するなど、方法はいろいろあります。

職場の一人ひとりがまず自分の机の周りをキレイにするという意識を持つだけでも、状況は大きく変わります。整理整頓された職場が実現すれば仕事効率が上がり、結果として他のチームや部署にも好影響を与えることにつながります。そのためにも、まずは今、自分の机の上にあるいらないものを整理することから始めてみてください。

2016/11/22 更新

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