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出世しやすく認められるのは上司の気持ちがわかる人

出世しやすく認められるのは上司の気持ちがわかる人

世の中には同じように頑張っているにもかかわらず、次々と成果をあげて出世を果たす人と、あまり頑張りが認められず思うように出世できない人が存在します。後者が、昇進・昇格を続ける出世頭を羨ましく思い、自分も同様に評価されたいと考えたとしてもそれは自然なことです。出世しやすい人となかなか出世できない人――その違いは一体どこにあるのでしょう。昇進・昇格の裁量を持つ上司側の視点も含めて考察してみました。

基本となる相手の状況を踏まえた“察する”動き

出世しやすい人のもっとも顕著な傾向としては、上司はもちろん周囲の人に認められていることが挙げられます。なぜなら出世すればするほど必要になってくるのは管理能力であり、周囲への影響力だからです。仕事で成果をあげることも重要ですが、課長、部長などのいわゆる管理職になるには常に周囲に目を配り、状況を察することが求められます。

一般社員のもっとも注力すべきポイントは自身の成果をあげることですが、管理職になってからも同様の働き方をしていたとしたら、何かと苦労することは増えるはずです。そのため、まだ役職がない一般社員の時代から、自身の仕事を頑張るのと同様に上司や同僚の気持ちを察することへの意識向上が望まれます。それを積み重ねることで実際に部下を持ったときにも、マネジメントに戸惑うことも少なくなるはずです。

組織の中で働く以上、特に役職が上になればなるほど、自身の成果だけを重視する考え方では組織の輪を乱してしまいます。そうした自己中心的な思考では、上司や周囲から好感を得られることも少ないでしょう。一方で共に仕事をするメンバーにいい影響を与え、常に周囲の状況を踏まえた動きができれば周りからも信頼を得られます。そして、上司からも「彼なら一つ上の仕事をまかせても大丈夫」とお墨付きを得られるはずです。

ただ闇雲に頑張っても評価されないケースも

基本的に社会での評価とは成果に対して下されるものです。どんなに一生懸命頑張っていようと成果が出ない限りは、高い評価を得られる可能性が低くなります。厳しい話ではありますが、「頑張った」ことがそのまま評価に結びつくのは学生までと考えた方がいいかもしれません。仕事で成果をあげることに意識を傾けることが大切です。

もちろん、だからといって頑張ること自体が意味のないことではありません。重要なのは、闇雲に頑張るのではなく、“成果を意識して”頑張るということです。出世しやすい人は頑張っていることがしっかりと上司や周囲に伝わります。たとえば、「報告、連絡、相談を欠かさない」「何かミスやトラブルがあった際には言い訳や他人のせいにすることなく、すぐに上司に伝える」「指示があった際にはすぐに返答する」といった当たり前のことを怠らずにやることで、周りの協力体制を自然に作り出します。

逆に頑張りがなかなか認められない人は、周囲の状況を察するという配慮に欠けている点があるかもしれません。視野が狭くなりがちのため、「何かあった時の報告が遅れる」「普段から報告、連絡、相談といったコミュニケーションをあまり取らない」「周りも協力しようにも協力できず、頑張りが成果に結びつかない」といった負の連鎖を生んでしまい、悪循環に陥ってしまうのです。

上司に限らず相手にとって気持ちのいい仕事を

昇格や昇級において上司からの評価は大切ですが、上司の顔色を伺ってばかりいるのは仕事の本質ではありません。共に仕事をするメンバーは目上の人だけでなく、同僚や部下、他部署の方など多岐にわたります。そんな環境の中で上司だけの評価を気にしていても、社内の評判はよくならないでしょう。昇格・昇級といった自身の願望だけにとらわれることなく、仕事仲間に対してどんな価値を発揮できるのかを考えるべきです。

上司に限らず、相手にとって仕事をしやすい存在であれば、自ずと周囲の評価も上がるでしょう。そうした小さな努力の積み重ねこそが、やがて大きな仕事の成果として結びつくものなのです。だから、「なかなか昇格・昇級しない」と現状を嘆くのではなく、今できることに一生懸命になって取り組むべきでしょう。

繰り返しになりますが、自分本位の考えで動くばかりでは、上司はもちろん周囲も気持ちよく仕事をすることはできません。共に働いている職場の仲間は、同じビジョンに共感し、同じゴールを目指して頑張っているということを忘れないでください。まずは相手の気持ちを汲み取り、今、何をしてほしいのかを常に考えて行動すること――その積み重ねが出世の近道となるのです。

2016/11/15 更新

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