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役立つ情報をキャッチするアンテナの張り方

役立つ情報をキャッチするアンテナの張り方

有益な情報とは姿・形などの実態がないにもかかわらず、多くの人がお金を出してでも買いたいと考える価値を備えています。なぜなら有益な情報を入手することが、ビジネスで成功するうえでは常に有利に働くからです。そういった意味で有益な情報を収集できるか否かは、仕事の出来不出来を大きく左右します。仕事のできる人は有益な情報を入手するため、常にアンテナを張り巡らせているのです。今回のコラムでは成功する人のアンテナの張り方についてご紹介します。

情報収集がうまい人は仕事ができる人

アップルのCEOであった故スティーブ・ジョブズ氏が指揮をとり開発されたiPod――この誰もが知っているデジタルオーディオプレーヤーは、実は技術的に新しいものは何もなく既存の技術の組み合わせでしかありませんでした。しかし、ジョブズ氏はそこに「自分の持っているすべての音楽を持ち運ぶ」という新たな価値を創造したことで世界的な大ヒット商品にまで成長させました。

また、ローリングストーンズのボーカル、ミック・ジャガー氏は2006年に朝日新聞のインタビューで「新しい音楽とはすでに存在しているものの上に成り立っている」と答えています。これら2つの例が何を意味しているかお分かりでしょうか? それはアイディアとは一時のひらめきや単なる思いつきによってではなく、それまでの知識や経験の積み重ねによって創出されるということです。

仕事のできる人の条件の1つとして、何か問題に直面した時にそれを跳ね返すようなアイディアを発揮できることが挙げられます。上述したようにアイディアとは既存の知識や経験、技術をいかに組み合わせるかで考え出すことができます。そのために、欠かせないのが「情報収集」なのです。さまざまな情報を収集し、蓄積しておくことでいざという時にその情報を組み合わせ、異なる角度から見ることで新たなアイディアを生み出していきます。仕事ができる人はこの情報収集がうまいことはもちろん、それぞれの「点としての情報を線で結ぶこと」が非常にうまいのが特徴です。

闇雲に情報を集めるのではなく常に意識することが大切

もちろん闇雲に情報を集めるだけでは意味がありません。情報を集める時には常に目的意識を持って収集する必要があります。基本的に収集する情報とは、仕事をするうえで自分に足りないものと仕事に活かすためのデータです。そして、情報収集をする時は以下のことを心がけましょう。

情報収集をする際に心がけるべきこと

  1. 収集した情報が理解できなければ内容をきちんと理解できるまで調べる
  2. 情報を収集していくうえで生まれた疑問は必ず解消させる
  3. 収集した情報は一度だけではなく定期的に読み返し頭の中に定着させる
  4. 特に重要だと思う部分はメモに書き出したり、上司、同僚に伝えたりするなど必ずアウトプットする
  5. データは信頼性のあるものだけを1つではなく複数選択して比較する

上記において共通するポイントは収集した情報をそのままにしないということです。収集したままでは頭の中に完全にインプットはできていないため、いざという時に引き出すことができないケースが多々あります。また、メモや人と話すなどアウトプットすることも非常に重要です。アウトプットすることで情報が記憶として定着しやすくなるうえ、足りないものがさらに明確になります。これらを意識して情報を収集することで、仕事に活かせる可能性はかなり高くなります。

アンテナは常に自分の内外に、そして多方面に

情報収集のもう1つのポイントとして、自分の外側にもアンテナを張るということが挙げられます。自分の意識内にアンテナを張り、足りないものや直接的に仕事に必要な情報を意識して収集することは上記で紹介しましたが、外側にもアンテナを張るとはどういうことでしょうか? それは仕事に関わる情報だけに拘らず、柔軟な発想を持つということです。

かつてアメリカの航空会社は自分たちの競合を別の航空会社や鉄道会社ではなく、電話会社と見ていたという話をご存じでしょうか? なぜならば電話によって出張の機会が減れば飛行機を利用する需要も減ってしまうからです。自分の仕事に関わる情報だけに拘りすぎるとそういった柔軟な発想は決して生まれません。

ネットや新聞、雑誌などだけに情報収集の範囲を留めず、表に出て実際にその目でさまざまなことを見ることも情報収集の方法の1つです。情報の偏りを避けるためにも、多方向にアンテナを張り、柔軟な姿勢で情報を収集することが、有益な情報を入手する最善の方法だといえます。

2016/11/08 更新

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