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気持ちよく仕事をするための”メリハリ“のある行動

自分では意識していないとしても、ダラダラと気だるい様子で仕事をしていると、周囲に悪影響を及ぼしてしまいます。自分自身はもちろん、職場仲間にとっても気持ちよく仕事をするためには、ONとOFFを明確にし、メリハリのある働き方をすることが大切です。では、メリハリのある働き方とはどんなものでしょうか?そのコツとメリットについて考えてみましょう。

ダラダラと仕事をしないことも一種のマナー

冒頭でも言及しましたが、メリハリなくダラダラと仕事をしていると、それは周囲にも伝わり、その空間全体の雰囲気が悪くなります。結果として自分だけではなく、そこにいるすべての人の仕事効率を落とすことにもつながりかねません。そういった意味ではダラダラと仕事をすることは職場のマナーに反した行為であるといえます。

ダラダラと仕事をしてしまう理由のひとつとして、寝不足、遊び疲れなど、プライベートの時間管理ができていないという点が挙げられます。寝不足や前日の疲れを残している状態ではメリハリを持ってテキパキと働くことは非常に困難です。OFFであるプライベートの時間に何をするのも本人の自由ではありますが、そのOFFの状態をONである仕事に持ち越してしまうことは社会人としての礼節を欠いているといわれても仕方ありません。

そして、“ダラダラと仕事することが悪であること”にほとんどの人が無自覚です。「自分のスタイルだから口出ししないでほしい」という人もいるかもしれませんが、自分ひとりだけが仕事をしているわけではないので、常に周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

メリハリが生む仕事の効率と周囲からの高評価

メリハリのある仕事をするためには、時間管理を徹底する必要があります。仕事をするうえでもっとも重要なことは納期を守ることです。納期を守り指定された時間までに仕事を終わらせるためには、“何を何時までにどのように”行うのかというスケジューリングをすることがポイントになります。

スケジューリングのコツはすぐにできることを後回しにしないことです。5~10分程度でできるようなメールの返信や簡単な事務作業を先に終わらせると、仕事にリズムも出て効率も上がります。時間がかかる仕事を先にやりタスクが積み重なっていくと、いずれ収集がつかなくなるリスクが高く、メリハリもなくなってしまいます。まずはタスクの数を減らすことが上手なスケジューリングのコツです。

また食事や休憩の時間を先に決めてしまうのも、スケジューリングの手法といえます。忙しくなるとどうしても食事や休憩を後回しにしがちになります。しかし、適切な時間に食事や休憩を取らなければ効率が落ち、ダラダラ仕事に終始してしまいがちです。忙しい時ほど食事や休憩の時間を先に決め、しっかりと計画立てるようにしましょう。

自分の予定と同様に周囲に与える影響にも意識を

仕事で周囲から高評価を得るための要素として「信頼」が挙げられます。時間管理ができて納期に遅れないということは、十分に信頼されるに値します。しっかりとスケジューリングを行い、それに沿って効率よく仕事をすることで、周囲から信頼され、自ずと高評価を受けるようになるでしょう。

メリハリのある仕事が可能になると、それと同時に周囲にも良い影響を与えることになります。なぜならスケジュール通りに仕事が進むことで余裕が生まれ、クオリティも上げることができるからです。ダラダラと仕事をすることは周囲に悪影響を及ぼしますが、納期ギリギリになって焦ったり慌てたりした状態で仕事をすることも、決して周囲に良い影響を与えません。

ONとOFFの区別を明確にしメリハリをつけて仕事をすることで、周囲もそのペースに乗って次第に全体が同じように気持ちよく仕事ができるようになります。そのためにも、まずは自分がメリハリをつけて仕事をする意識をしっかりと持つようにしましょう。

2020/10/26 更新

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