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社内外問わず苦手な人とうまく付き合う方法

ビジネスでは非常に多くの人と関わり合いを持ちます。そのため、どの職場にも苦手な人が一人はいるものです。ただ、仕事において「あの人のことが嫌い」という理由だけで関わりを持たないのは、社会人としては失格です。苦手な人であっても、それなりの対応と態度で接することが社会人として最低限のマナーです。苦手な人に対しての上手な立ち回り方とはどんなものでしょうか。

避けてはいけない苦手な人との関わり合い

さまざまな調査結果から、職場に苦手な人がいるということは決して珍しいことではありません。しかし、だからといって苦手な人と絡まずに機械的に業務をこなすだけでは、仕事が円滑に進行しないだけでなく、精度も下がります。コミュニケーション不足からくる業務の不備が見られるようになると、職場でのあなたの評価を落とすことにもなりかねません。苦手な人がいることはある程度仕方ないことと認識し、そういった人を避けることなく、どのように関わっていけばよいかを考えることが大切です。

相手の特徴を把握することで“上手な立ち回り”を

苦手な人を避けることなく付き合うためには、相手の特徴を把握してうまく立ち回ることが求められます。「関わるのが面倒」な人との接し方について、タイプ別の対処法をご紹介します。

仕事のやり方などに干渉してくる、何度も同じことを確認してくるタイプ

このような相手に対しては、常に先回りしてこちらから積極的に報告・確認をしましょう。「こちらの件はこういったやり方でよろしいですか?」「この報告書は明日までに作成すればよろしいですか?」といった具合に常に自分からアプローチすることで相手に安心感を与えるのがポイントです。

必要最低限なことしか伝えず、周りの人と関わろうとしないタイプ

社会人として働いているとはいえ、コミュニケーションを取ることが苦手なタイプの人は必ず存在します。こうした相手に積極的に関わろうとするとかえって避けられてしまうことがあります。普段は少し距離を置きつつも、伝えられたことはしっかりとこなし、報告や連絡に関しては必ず行うようにしましょう。

理不尽な叱責をする、人を見下すなど性格に難があるタイプ

自己顕示欲が高く、どうしても自分中心に物事を考える人がいます。このような相手に対して、真正面から反論すると、火に油を注ぐ結果になりかねません。理不尽だと思っても「おっしゃる通りですね」「申し訳ございません」といった形で冷静に受け流すようにしましょう。自分の仕事をしっかり行い、相手から指摘を受けるようなリスクをなるべく減らすように心がけましょう。

あくまで冷静さを保ち、イライラしないことが大切

他にも一緒に働くのが嫌になるタイプはいろいろとありますが、重要なことは相手のペースに巻き込まれず、冷静に相手に合わせつつ、自分のペースを保つことです。イライラすればするほど相手の思う壺です。

一度苦手だと思ってしまうと、その後はどうしても悪い面ばかりが見えてしまい、より苦手意識を持ってしまいます。苦手だと思っても相手をしっかり観察して特徴を把握すれば、良い面も見えて苦手意識を克服できることもあります。

社会にはさまざまな人がいるだけに、仕事で関わる人が“自分にとって良い人”ばかりとは限りません。むしろ仕事は“嫌な”タイプの人と向き合うのが当たり前くらいの意識でいましょう。その方が、向き合い方に余裕が持てます。

2020/10/21 更新

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