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社会で生き抜くために求められる協調性とは

社会で生き抜くために求められる協調性とは

世の中にたった一人ですべてが完結する仕事はほとんどありません。多くの仕事は複数の関係者と連携しながら進行するため、ビジネスシーンでは周囲の人に合わせる「協調性」が求められます。そのため、独りよがりな行動をとる人は、企業や組織ではあまり評価されません。周囲から頼りになる存在と認められるためにも、協調性を大切にする必要があります。

協調性のない行動、態度の例には何があるか

協調性のある行動をするためにはまず、協調性のない行動や態度とは何かを知る必要があります。以下に、協調性のない人によくありがちな行動を例に挙げてみます。

 A.何でもすぐに断りがち

 B.「自分の仕事ではない」と頻繁にいう

 C.「忙しいのでできない」と簡単にいう

 D.会議などで、自分の都合や関心を優先する

 E.頑張っているというアピールをしすぎる

Aはたとえば、同僚に飲みに誘われたときに、「その日は用事があるから無理」と明確な理由も告げずにきっぱり断る人です。せっかく誘ってくれた人に対してはもっと気を遣うべきであり、「その日は、妻の代わりに子供のお迎えがあるから」などと具体的に説明があれば受ける印象も異なります。また、断った後で、「水曜はだめだけれど、木、金の夜はたいてい空いているから、また誘って」などと一言そえれば、参加できないことに対する残念な気持ちが相手に伝わるはずです。

Bはたとえば、面倒なことや嫌なことを「自分の仕事ではない」という主観的な理由で避ける人です。ただ、依頼主はBの仕事である、またはBを適任者だと思って頼んでいるケースがほとんどだといえます。断る前に、本当に自身の役割ではないのか自問自答してください。その結果、自分ですべきではないという答えになったとしても、同僚への協力・仲間意識という観点を大切にし、できることがあるのではないかと前向きに検討するとよいでしょう

CはBと同様で、面倒なことや嫌なことを「忙しい」という主観的な理由で避ける人です。したがって、改善方法もBと同じで、まずは自問自答するとよいでしょう。付け加えるなら、会社や組織で働く人に“忙しくない人はいない”ということです。「『忙しい』とアピールする人間は仕事ができない人だ」とする厳しい見方さえあります。周囲の状況をしっかりと把握しつつ、自身がどの程度忙しいのかを見極めることも大切です。

Dはたとえば、重要なディスカッションの最中に、本題とあまり関係のない(しかし、その人にだけは関心のある)質問をして会話の流れを断ち切ったり、議論が出尽くしてもう終わりと誰もが思った瞬間に、些末な指摘をして長引かせたりする人です。個人的な都合や関心のために、上司や同僚の貴重な時間を奪ってはいけません。場の空気を読むことを意識しましょう。

Eは深夜に何通もメールを送信したり、必要もないのに早朝出勤したりといったアピールをする人です。悪気はないのでしょうが、周囲から浮いている可能性があります。いわゆる「意識高い系」の言動をする人もEのタイプです。頑張っていることは確かかもしれませんが、実績(結果)が出てなければそのアピールも無意味であることを自覚しましょう。

協調性を高めれば仕事のパフォーマンスも上がる

冒頭でもお話ししたように社会では連携が求められるため、協調性の有無によって仕事のパフォーマンスに大きな違いが出ます。周囲の状況が見えている人は仕事もできる場合が多いといえます。ただ、決して「イエスマンになれ」といっているわけではありません。

本当に協調性が高い人とは、一方で、自分の意見をしっかり述べながらも、その一方で他の人の意見や考えも尊重し、うまくバランスを取ることができる人です。そういう人は周囲から信頼され、よい協力関係を構築することができます。その結果、自分のパフォーマンスが上がり、評価も高まるというよいサイクルが生まれやすくなります。

マネジメント力が身につき昇進が早まる場合も

“スキルレベルが100の一匹狼タイプ”と、“スキルレベルは70ながら協調性が高いタイプ”とでは、後者の方がマネージャー向きと見られやすいでしょう。協調性を重視するといわれる日本企業なら、その傾向はさらに強まるものと思われます。上を目指すにはマネジメントができるか否かは非常に重要であり、協調性はマネジメント力の重要なファクター。そのため、協調性があるかどうかは昇進にも影響を与えるのです。

「情けは人のためならず」(※)といいますが、上司を助け(フォロワーシップ)、同僚を助け(メンバーシップ)、部下や後輩を助けること(リーダーシップ)を大切にしていれば、いつか必ず自分に返ってきます。このことわざを胸にしまって、日々の業務に励んでください。

※情けは人のためならず:情けは人のためだけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にするようにすべき

2016/06/28 更新

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