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思考を整理するロジックツリーの活用法

思考を整理するロジックツリーの活用法

業務において「ロジックツリー」という考え方を導入したことはありますか? ロジックツリーとはまるで木の枝葉が分かれていくように思考の過程を階層的に視覚化したツールです。物事を整理し、仮説を考察する上でも非常に重要な手法なので、この機会にそのノウハウを学びましょう。

「ロジックツリー」という思考ツールをご存知ですか?

社会人として働く方であれば一度は「ロジックツリー」という言葉を聞いたことがあるかと思います。一つの項目から物事の考え方を派生させ、ツリー状に論理展開した問題解決の手法がロジックツリーです。思考の過程が枝分かれして広がる様子が一つの図にまとめられているので、整理された情報を視覚的に確認できます。

説明するよりも視覚的に確認した方が早いので、以下の図を参照してください。とある営業マンのミッション達成のために形成されたロジックツリーです。営業マンの最上位にある命題が「売上を上げる」だったとします。するとその目的を達成するための手段が「既存顧客にアプローチする」「新規顧客にアプローチする」という2つのアイデアが浮上。さらに「既存顧客にアプローチする」方法として「DMを送る」「メールマガジンを送る」という選択肢が現れ、反対側の「新規顧客にアプローチする」では「テレアポする」「広告を打つ」という方法を取ることが考えられます。

このように選択肢が枝分かれすることによって、自身の思考を視覚的に整理し、取るべき行動を簡単に確認できるのがロジックツリーなのです。

「ロジックツリー」という思考ツールをご存知ですか?

ロジックツリーを活用することの3つのメリット

視覚的に物事の内容を整理できるロジックツリーは、多くのビジネスシーンで活用されています。ロジックツリーは用いることで主に3つのメリットがあります。「スピーディに物事を考えることができる」「見落としがなくなる」「第三者へ説明がしやすくなる」という点についてです。それぞれのメリットについて簡単に説明します。

メリット1.業務における判断・認識のスピードが上がる

ロジックツリーは難解な理解を必要としない構造が特徴です。思考の階層が単純にわかりやすく整理しているため、一つ上の階層の目的を達成するには何が必要で、何をすればいいのかが明確になります。やることがクリアなため、業務における判断や認識のスピードが格段に上がります。

メリット2.全体像を把握しやすく、見落としが減る

上記の図を見ていただいてもわかるようにワンビューに思考の内容を集約できるため、全体像が非常に把握しやすい構造です。枝分かれがより細かくなったとしても思考の流れが整理されているので、見落とす可能性は低く、抜け漏れなく全体像を把握できます。

メリット3.第三者への説明が簡単になる

自身の理解がしやすいのはもちろんですが、上司や同僚、部下などの第三者に対しても説明が簡単になります。説明がしやすいと情報共有した人と共通認識を持ちやすく、仕事の効率化にもつながります。まどろっこしい説明を抜きにして簡単な図だけで説明できる点も多くのビジネスマンに使われている要因です。

ロジックツリーを形成する際の3つの注意点

簡単に思考を整理できて非常に便利なロジックツリーですが、形成する際に気をつけるべきポイントもいくつかあります。使い勝手のいいツールですが、正確に使いこなさないと意味をなさない面もあるので、注意しましょう。以下では特に重要な3つの注意点を紹介します。

注意点1.ロジックツリー形成がゴールではないこと

まれにロジックツリーを形成することで満足してしまう人がいます。ただ、ロジックツリーはあくまで思考を整理するための一つの手段にすぎないので、ロジックツリーをもとに考え、行動することこそが大切なのです。論理構造を構築することばかりに夢中になっていると本来の目的を見失ってしまったら、まるでロジックツリーが存在する意味がないといえるでしょう。

注意点2.ロジックツリーに抜け漏れがないこと

ロジックツリーはMECE(ミッシー、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略)であることが求められます。MECEとは「モレなく、ダブりなく」という意味で使われており、形成したロジックツリーは完璧である必要があります。整理されている思考の階層にモレやダブりがあると、それだけでロジックが崩壊することもあるのです。特に第三者に説明する際は、指摘される可能性もあるので注意しましょう。

注意点3.ロジックツリーを形成した意味を常に意識すること

ロジックツリーはほとんどの方が、業務の効率化や戦略立案のために思考を整理する手段として活用しています。ただ、中には本来の目的を忘れている方もいるようです。ロジックツリーの形成は目標や目的を達成するために行うので、「なぜ形成が必要だったのか」を常に意識するようにしましょう。そうすることで形成したロジックツリーの必要性を実感するシーンも増えるはずです。

2016/04/19 更新

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