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円滑な人間関係のためのコミュニケーションセンス

円滑な人間関係のためのコミュニケーションセンス

交流の場や商談の場において才覚を発揮するコミュニケーションスキルが高い人もいれば、同じような場面でも力を発揮できない人もいます。コミュニケーションが上手か否かだけで人間の良し悪しは判断できませんが、仕事を円滑に進めるうえでは不可欠な能力と言えます。そのため、コミュニケーション能力は常に磨くことが求められ、社会人としてスキル向上のための努力を怠るべきではありません。社会をうまく生き抜くうえでのコミュニケーション能力の重要性をしっかりと理解しましょう。

コミュニケーションにおいても重要なのはセンス

ビジネスシーンにおいて密接な人間関係を築きたいと考えるのであれば、何らかの方法でコミュニケーションを取ることが不可欠になります。しかし、コミュニケーションには体系化できるような、正解やマニュアルといったものはありません。そのため、重要になるのが“コミュニケーションセンス”です。

たとえば、少し神妙な場面において、急に他愛もない日常会話を話し始めたとします。すると周囲からは、「空気が読めない人」という印象を持たれてしまう危険性があります。ところが、周囲が緊迫している場面で同様の他愛もない会話によって場の空気が和み、話がスムーズに進めば「コミュニケーションセンスがある人」と周囲から認識されるでしょう。

少し極端な例かもしれませんが、同じ言動だったとしても時と場合によって相手が受ける印象や周囲からの評価は変わってくるものです。そして、そうした周囲が感じ取る印象や評価は、それぞれの人が持つ雰囲気やキャラクターなどを含めたコミュニケーションセンスによって左右される傾向にあります。

磨くことで上達するコミュニケーションセンス

センスと聞くと“生まれ持った才能”というイメージを持つかもしれませんが、実はコミュニケーションセンスを磨くことはいつでも可能です。まずは日常の中で以下のことを意識しましょう。

・挨拶を心がける
「お疲れ様です」「ありがとうございます」などの挨拶を欠かさずにするだけでも、人間関係を円滑にするコミュニケーションセンスを磨けます。挨拶は基本的な社会人のマナーですが、慣れてしまうとついついおざなりになってしまいがちです。今一度自分の挨拶を見直してみましょう。

・質問のタイミングを見極める
相手の話を遮ることは、よい印象を与えるものではありません。相手が話している時は適度に相槌を打ちながら話を聞き、話が途切れたタイミングで質問をするようにしましょう。それだけでも印象は大きく変わるはずです。

・リアクションを大きくする
相手が話をしている時も、ただ話を聞いていればよいというわけではありません。相槌や合いの手などのリアクションを少し大きめにとってみましょう。それだけで相手に「しっかりと話を聞いてくれている」や「この人との会話は楽しい」という印象を抱かせることができます。

・表情・態度・声の質を意識する
実は言葉が相手に与える印象は7%程度であり、残りの93%は見た目や声の質によって左右されると言われています。そのためコミュニケーションを図る際には、笑顔を意識し、心を開いた態度で接するように心がけてみましょう。

このように日々の言動の反復こそがコミュニケーションセンスを向上させる要因となります。どれも特に実践することが難しいものではなく、ちょっとした心掛け次第で振る舞いも変わってきます。そうした良質なコミュニケーションを積み重ねることでこそ、コミュニケーションセンスが磨かれると言えるでしょう。

心の知能指数(EQ)の向上を意識しよう

80年代から90年代にかけて、“ピーター・サロベイ博士(現イェール大学学長)”と“ジョン・メイヤー博士(現ニューハンプシャー大学心理学教授)” が行った調査で「ビジネスで成功する人は、ほぼ例外なく対人関係能力に優れている」という研究結果を発表しています。具体的にはビジネスで成功している人は“自分の感情を把握し、管理・調整するだけでなく、相手の状態を理解する能力に長けている”ことを示しています。このことから、2人の博士によって提唱されたのが、感情を理解・コントロールして、有効に活用することは能力の1つである「EQ理論」です。

EQ(Emotional Intelligence Quotient)は一般的に「自分・他者の感情を識別する能力」「自分の感情をコントロールし、問題解決に利用する能力」「自分・他者の感情の変化を理解する能力」「他者の感情に働きかけるために、自分の感情を調整する能力」の4つに分けられます。これらはもともと誰しもが有しており、後天的に高めることもできる能力です。EQを向上させることで人間関係を円滑にすることや、多くの協力者を得ることが可能となるでしょう。

ひと昔前までは知能指数(IQ)が人の能力を測る際に重要視されていましたが、近年では心の知能指数(EQ)の高さも同様に重視する流れになりつつあります。ビジネスにおいてランクアップを目指すのであれば、EQやコミュニケーション能力を向上させることは必須の課題となるでしょう。コミュニケーションにおけるセンスは、今からでも鍛えることは十分に可能です。日々、EQの向上を意識してコミュニケーションセンスを磨く努力を怠らないようにしましょう。

2018/06/05 更新

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