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危機的状況から好転できる人の特徴・マインドとは

プロジェクト全体のリーダーなど大きな仕事をしている人であれ、現場の遂行チームのメンバーであれ、誰においても物事が行き詰まったり、計画が頓挫してしまったりすることはあります。力を注いでいればその分、上手くいかなかったときの失望はひとしおでしょう。しかし、1つの失敗にいつまでも落ち込んでいるようでは浮上は見込めません。経済は常に動き続けています、すぐにでも前向きに次のビジネスチャンスを模索したり、局面打開を図ったりする必要があります。それらを実行し危機的状況を好転させ、チャンスに結びつけることができる人もいます。彼らにはどんな特徴があるのでしょうか。

危機的状況の好転への鍵はビジネスチャンスの発見

危機的状況を好転させるためには、現状があまり思わしくないことを十分に理解して突破口を見極めることが大切です。つまり、新たなビジネスチャンスの発見が鍵となります。しかし、追いつめられた状況下では視野が狭くなり、自分の固定観念の中だけで判断してしまいがちです。そこで塞ぎこんでしまうか、あるいは、より広いフィールドに視野を広げるかによって今後の展望が変わってくることは明白です。 逆境をチャンスにつなげられるのは、固定観念を捨て、柔軟な発想で物事の判断ができる人だと言えます。現状がうまくいっていないのなら、今まで自分の中にあった良し悪しの判断に一度見切りをつけ、一見常識から外れていること、誰もやっていないことなどにも目を向けて、埋もれているビジネスチャンスを発見する必要があります。 また、危機的状況を好転させたいのであれば、目の前に転がっているチャンスは絶対に見逃してはいけません。そこで重要となるのが“直感力”です。ピンチの時こそ理屈ではなく「うまくいく気がする」という感覚を磨くようにしましょう。後ろ向きになりがちな時は、周囲にあるチャンスに気づけない可能性があります。マイナス思考に陥るくらいであれば、感覚に従いすぐ行動に移してみましょう。普段周囲の意見に流されたり理屈を優先させたりしている人こそ、そうした自身の行動を変えてみることが必要です。

局面打開のヒントは身近にあるケースも

局面打開の方法がなかなか見つからないと、焦りが増し余計に視野が狭くなるという悪循環に陥ってしまう恐れがあります。不振を抜け出す糸口が見つからない場合、一度落ち着いて周囲を見回してみましょう。危機的状況を脱するヒントは、意外と身近に潜んでいるケースもあるでしょう。 逆境をチャンスにつなげられる人物は、問題の全容をしっかり認識することを重視します。全体を把握するためには、現在起きている問題から客観的な事実だけを紙に書くなどしてみるのも1つの手です。感情を抜きにした事実を俯瞰して見つめることで自然と視野も広がり、思考が整理されます。そうなれば、見落としそうになっていた身近な局面打開のヒントを拾うことができるかもしれません。 たとえば、メディアで取り上げられることもある‟発明主婦“の方を例にあげてみましょう。彼女たちは数々のアイデアの商品化に成功しているわけですが、その成功の秘訣は突飛なアイデアにあったわけではありません。あくまでも主婦目線で身近の「こんな商品があれば便利だな」という考えに基づいて商品が作られていることです。ビジネスにおいてもその考えは同様であり、仕事をしているうえで不自由に感じる身近な出来事にこそ局面打開のヒントが隠されているかもしれません。

常に危機回避を模索し続けよう!

ピンチを逆手にとり、ビジネスチャンスにつなげられる人の特徴として、素早く気持ちの切り替えができる点が挙げられます。基本的に人は何か大きな挫折を経験すると気分が落ち込んでしまい、何事も後ろ向きに捉えがちです。 一方で危機的状況を好転させられる人物は、挫折後の気分の切り替えが適切かつスムーズなケースが多いと言えます。趣味に興じたり別の仕事に没頭したりすることによって、新たなチャンスを発見していくという考えを持っています。この柔軟性こそが、ピンチの局面で違いとなって力を発揮するのです。ここで重要なのが「失敗は失敗と素直に認めたうえで気持ちを切り替える」ことだと言えるでしょう。 逆境に立たされた際にそれを力に変えられるのは、日々襲ってくるプレッシャーや失敗と上手に付き合い、局面打開の方法を常に模索している人です。大切なのは、いつも真摯にビジネスと向き合い、準備を怠らない姿勢でいることです。そうすれば、ピンチに陥ったときでも、本来の力をいかんなく発揮できるでしょう。

2021/05/14 更新

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