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他言語を最適な日本語に変換する「翻訳家」

2019/12/04
その他・専門
働き方ディクショナリー第16回:他言語を最適な日本語に変換する「翻訳家」

他言語を最適な日本語に変換する「翻訳家」

国際化が進む現代では、ビジネスだけでなく日常においても外国のニュースやハリウッドスターのブログを読むなど外国語に触れる機会が増えてきています。こうした時代背景から他言語を正確に訳すことができる翻訳家の存在は不可欠だと言えます。単に英語などの他言語を読み書きできるだけに留まらない翻訳家の資質とはどのようなものでしょうか。今回は翻訳家の仕事について注目をしてみました。

 

翻訳家に求められるスキル・能力とは?

翻訳家に求められるスキルとして、他言語における高い語学力はもちろんですが、多くの方がその必要性に気づいていないのが“日本語による豊かな表現力”です。特に文学、映画、音楽などの翻訳を行う場合、日本語表現でその言語を扱う国の文化や雰囲気、リアリティをどれだけ伝えられるかで作品自体の評価が変わることもあります。海外の国の言葉にだけ精通していればいいのではなく、日本語による表現力が豊かなことも、優秀な翻訳家になるための条件の1つになります。

また、翻訳家は訳す文章の内容に関する専門的な知識も必要です。たとえば政治関連のニュース記事を翻訳する場合、政治に関する専門用語以外にもその国の政治背景や社会情勢を知らなくては的確な翻訳はできません。また映画のセリフの翻訳なども、映画監督のそれまでの作品内容を知らなければ、細かいニュアンスを伝えることができないこともあります。

もちろん、翻訳家は海外の言語を日本語に訳すだけではなく、日本語を海外の言語に訳す場合もあります。そういった意味でも単に語学力が堪能であること以上にそれぞれの国の文化を知り、言葉の表現力を身につけることが翻訳家には求められるでしょう。つまり、常に未知なる文化への探求心が必要な職種なのです。

混同しがちな通訳家と翻訳家の違い

翻訳家と似た職業として、同じく語学力を必要とする通訳家が挙げられます。ある国の言語を他の国の言語に訳すということや、訳すことに対する専門知識が必要な点はどちらも変わりないため混同しがちですが、仕事内容や求められるスキルには大きな違いがあります。

その最たる例が、通訳家は基本的に話し言葉をリアルタイムで訳す点です。そのため正確に日本語、もしくは海外の言語に訳すこと以上に、わかりやすく噛み砕いて要約して伝える力が必要です。単に言葉を置き換えるだけでなく、その人が伝えたい想いをくみ取り、それを端的な言葉で表現できなければ相手に伝わりません。また、“通訳家は接客業”とも言われているように、対人スキルも必要な能力の1つです。通訳する相手を深く知ることで、より的確な通訳ができるようになります。

同じ語学力を活かす仕事ではありますが、通訳家はリアルタイムでの判断力や会話力が不可欠です。これに対し翻訳家は文章全体を掘り下げて把握する理解力や、依頼主からの要求に従える柔軟性が重要視されます。それぞれの違いを知ったうえで翻訳家を目指すのであれば、他言語へのより深い理解が必要になるでしょう。

他国間を最適な文章・言語でつなぐ存在

翻訳家はスキルさえあれば年齢制限がないため、定年退職後にそれまでの業務経歴で得た経験や知識を活かして活躍することも可能です。むしろ特定の分野のスペシャリストであればあるほど、翻訳の正確性や信頼度も上がるため、現在の仕事で専門性を身につけ、第二の人生を翻訳家として生きていくという選択をされる方も存在します。

翻訳家は異なる言語をつなぐ架け橋になるため、過不足ない仕事をすることが重要です。文章における本質的な部分を読み取り、文化やニュアンスが異なる言語を的確な言葉・表現でつなぐことが翻訳家のもっとも重要な役割なのです。

 

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2019/12/04 更新

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