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人財の育成・管理・戦略を司る「人事」の職務

2019/06/05
オフィスワーク
働き方ディクショナリー第4回:人材の育成・管理・戦略を司る「人事」

人財の育成・管理・戦略を司る「人事」の職務

会社において人財の育成・管理・戦略に携わる人事の仕事。人事は採用担当のイメージが強いようですが、その仕事内容は多岐にわたります。「人が関わるところに人事の仕事あり」といわれるほど、部門間を超えた幅広い活躍が求められます。今の仕事よりもっと「人と関わる仕事がしたい」という理由で人事職への転職を考える方も多いようです。では実際に人事はどのような働きぶりが求められるのでしょうか。

 

人事は企業を支える“縁の下の力持ち”

その企業の顔ともいえる人事は採用や雇用社員の退職・評価・昇進、新卒や中途採用にも関わる仕事です。社内外とのつながりも多い人事は個人情報や機密情報を扱うなど、人に関わる仕事を総括的に行うため会社組織における“縁の下の力持ち”とも言われます。

採用担当者のように“会社の顔”として表立った仕事をすることもありますが、基本的には縁の下から社内外で活躍する社員をサポートすることが主な業務となります。そのため、普段人事がどんな仕事をしているかをあまり把握できていない人も多いかと思います。

では人事が企業を支える縁の下の力持ちといわれる所以はどこにあるのでしょうか。人事の具体的な役割からみていきましょう。

“人財”という経営資源を取り扱う仕事

企業での「人」とは「社員」を意味します。そのため、社員を“人財”と呼ぶ企業が増えてきています。人財を扱う人事の仕事内容は採用のみならず教育・研修や人事戦略、労務管理などさまざまです。全社員とのやり取りが発生するだけに、組織に荒波を立てる自己主張が強いタイプは人事には向かないでしょう。社員との健全な人間関係を築き、スムーズに仕事をこなすためにも人事には以下の2つの能力が求められます。

その1:コミュニケーション能力

人事におけるコミュニケーションでは、「繊細さ」「丁寧さ」が必要です。人事異動の伝達や採用結果の連絡、評価のフィードバックなど、「相手の立場になって考えながらコミュニケーションができるか」どうかが問われるからです。また、社員一人ひとりの長所短所魅を把握し、適材適所に人員を配置することも人事の役割なので、コミュニケーションを通して社員の性格を見抜く能力が必要とされます。

その2:事務処理能力・専門知識

人との関わりがメインの人事ですが、細かい事務作業も多い点が特徴です。実務知識や労務知識、事務処理能力といった専門的なスキルも求められます。そのため、さまざまな仕事をそつなくこなせる器用な人が人事に配属されるケースが多いといえます。人事として活躍するためには、人事の専門的な知識と事務処理能力も必要となります。

求められる“組織内におけるバランス感覚”

上記の2つの能力は人事として働くうえで必須といえますが、そのほかに持ち合わせておくべき能力があります。それは“組織内におけるバランス感覚”です。人事は日々、社内に関する多くの問題と向き合う必要があります。社員の得意を見つけて良い評価を伝えさらに頑張ってもらえるようにサポートしたり、営業成績に伸び悩んでいる社員を支えたり社員と根気よく向き合う努力が必要です。

そして、時には冷静かつ冷徹に接しなければならない場合もあります。「社員が社内規則を破って懲戒処分が決定した」「社員が精神系の病気にかかった」などの場合、情に流されて的確な人員配置ができないようでは、人事には不向きだといえるでしょう。私情に惑わされず、正しい判断を下す芯の強さが重要になるでしょう。そのため社員とは近すぎず、遠すぎずのポジションを保つことが求められるので、“組織内におけるバランス感覚”を持っていることは人事としての重要な素養の一つだといえるでしょう。

会社の中核として華々しく働く人事職ですが、昇進左遷を含んだ人事異動は繊細な対応を必要とするので、さまざまな人間模様の中でうまくバランスを取りながら働くことが求められます。そのため、人気がある職種ながら人知れず苦労も多いことでしょう。人財の育成・管理・戦略を司る華やかな仕事というイメージだけでなく、そうした裏の一面も知ったうえで精神力の強さも人事には不可欠なのです。

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2019/06/05 更新

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