最新家電の販売で売上貢献を果たす「家電量販店スタッフ」
最新家電の販売で売上貢献を果たす「家電量販店スタッフ」
日常生活を送るうえで、すべての家庭において欠かせない家庭用電化製品。特にテレビ・冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・掃除機などは生活に不可欠なアイテムなだけに常に需要が尽きることはなく、性能がアップした最新の製品が次々と登場し続けています。そのため、市場のニーズを把握して旬な家電を顧客にスムーズに販売でき、店の売上に大きく貢献できるスタッフは重宝される存在だと言えます。今回は家電量販店の売り場の最前線で働く販売スタッフに注目してみました。
高度な製品知識が求められる販売スタッフ
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、炊飯器などの生活家電を筆頭に、テレビ、パソコン、DVD・Blu-ray レコーダー、スマートフォンなどのデジタル家電と身の回りにはあらゆる電化製品が存在します。しかし、そうした家電は移り変わりが非常に激しく、すぐに新製品が発売されます。インターネットで何でも買える情報にあふれた時代であり、購入の際に迷いが生じることも少なくありません。そんな購入を決めかねている方の背中を押し、丁寧な説明で最適な製品を案内する役目を担っているのが家電量販店の販売スタッフです。
家電量販店での販売スタッフは文字通り“家電を売ること”に注目がいきがちですが、当然ながら業務はそれだけではありません。他のショップスタッフ同様、検品、品出し、接客、レジ、発送など多岐にわたります。多くの家電に携わるため、それぞれの業務を迅速に手際よく対応することが求められます。そして、メインの“家電を売る”業務において非常に重要になるのが接客対応です。家電量販店の販売スタッフは高度な製品知識が求められるだけでなく、お客様に満足して製品を購入していただくことが求められます。
家電販売の場合、他の製品に比べ商品サイクルの移り変わりが顕著です。例えばパソコンであれば、OS、CPU、メモリ、ハードディスクといった製品自体の知識に加え、ネット接続方法、プロバイダの選択、必要なソフトウェアなど付随して覚えなければいけない知識が山ほどあります。それぞれが速いサイクルでバージョンアップを果たすため、常に最新情報をチェックし、どんな質問がなされても答えられるようにしなければなりません。
給与水準は高めだけれどもシビアな一面も
家電量販店スタッフは、製品の知識や販売のスキルが高い水準で求められる職業です。働く地域や店舗、業務内容によっても変わってきますが、給与水準は総じて他の販売スタッフに比べて高いと言えるでしょう。また、店舗や企業によっては一定の売上をクリアすることで、基本給とは別にインセンティブが出る場合もあります。そのため、製品の知識を身につけて売上をあげればあげるほど、たくさんの給与をもらえる可能性があります。
ただし、給与水準が高い一方、家電という商品の特性上、初期不良やお客様が間違った使い方をして壊してしまうなど、自身の不備ではないクレームも多いのが現状です。店や製品に対するクレームを販売スタッフが代表して対応しなければならないケースもあり、メンタル的にきつい一面もあることは否定できません。
また、冷蔵庫、洗濯機など重量のある製品の移動や品出しは体に負担がかかります。さらに最近はAmazonを始めとしたネットショップの台頭により家電量販店のショールーミング化が進み、全体的に売り上げが落ち、撤退に追い込まれる店舗も少なくないというシビアな面もあります。家電量販店スタッフとして成功するためには、そうした環境下でも結果を出せるだけの強さを身につける必要があるでしょう。
常に勉強をし続ける向上心の高さが不可欠
生活において不可欠であり、需要がなくなることがない家電ですが、販売スタッフとして大成するためには継続して努力が必要になります。家電は各メーカーから日々最新のものが発売されているだけに、常に勉強し続ける姿勢と向上心の高さが必要になります。知識をインプットすることに楽しみを感じる、新しいこと・もの好きの人には最適な職業かもしれません。
最新のガジェットや電化製品が好きな人にとっては、発売前から製品に触れることができたり、顧客に満足な説明をすることでお店の売上に大きく貢献できたりするなど、非常にやりがいのある仕事でもあります。最新家電に興味がある、お客様とのコミュニケーションが好きという方は、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
2021/11/09 更新
