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大阪万博開催後のVR・AR市場における働き方の変化

2020/01/20
大阪万博開催後のVR・AR市場における働き方の変化

 

大阪万博開催後のVR・AR市場における働き方の変化

2018年11月、博覧会国際事務局(BIE)の総会において、2025年の大阪万博開催が決定しました。日本ではかつて1964年に東京五輪、1970年に大阪万博を開催し、国全体が大いに盛り上がった歴史があります。それだけに2020年の東京五輪に続き、2025年に大阪万博を開催する動きをリバイバルと捉える人も多いでしょう。ただ、高度経済成長期にあった当時とは異なり、成熟期にある日本の経済は大阪万博でどう変わるのでしょうか。特にVR・AR市場における変化が多くありそうです。

大阪万博開催決定というリバイバルの動き

第2次世界大戦の敗戦国である日本では、国民が一致団結して戦後の復興を果たすことが総意の願いでした。そして、1945年の終戦からわずか10年ほどで戦前の経済規模にまで回復。その後も破竹の勢いは止まらず、1973年の高度経済成長期に突入後も右肩上がりで成長し、世界3位の経済大国(2017年時点でGDP4兆8,840億ドル)としての地位を築きました。

国が大きな成長を遂げた要因としては、高度経済成長期の爆発的な国力の拡大が挙げられますが、その流れを勢いづけた大きな2つのイベントがありました。それが1964年の東京五輪と1970年の大阪万博です。まだグローバル化がなされていない“昭和な時代”において、世界規模の祭典を2つも国内で開催した意義は大きく、世界中からゲストを招くイベントは大盛況。日本中が活気に沸いていた時代でした。

そんなかつての日本を彷彿とさせるかのごとく歴史が繰り返され、再度東京五輪と大阪万博の2大イベントの開催が決定。前回ほどのインパクトはないものの、リバイバル効果による景気の上向きを期待する流れができています。実際にかつてほどの好景気は期待できないものの、そうしたリバイバルの動きによって低迷の時代を耐えてきた日本の明るい話題となっていることは間違いありません。

2025年のテーマはVR・AR関連の未来の世界

2025年という近未来に開催される大阪万博ですが、2度目の開催のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。月の石の展示が話題を呼んだ前回のテーマ「人類の進歩と調和」からは時代の変化を感じさせます。中でも注目は未来社会の実験場としての意味合いで、VR・AR関連の先進的なテクノロジーが公表されることが決定したことです。

すでに日常単語でも使われるようになってきたVR・ARですが、それぞれ仮想現実(=VR/Virtual Reality)、拡張現実(=AR/Augmented Reality)を意味しています。VRはコンピュータ内の仮想的な世界を現実のように体験させる技術。ゲームなどに代表されるようにゴーグルをつけて仮想の世界を疑似体験できることが特徴です。一方のARは人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術であり、ポケモンGOのようにリアルと非リアルが一体化した内容が人気を集めています。

VRもARも今後どの産業でも活用が期待されています。大阪万博開催の2025年までには、技術的にも格段の進歩を遂げていることでしょう。それだけに、VR・ARの最新情報を入手できる大阪万博では、近未来の発展した日常を垣間見る絶好の機会となるはずです。

Vチューバーなど今後は新たな働き方の台頭も

大阪万博でVR・ARを筆頭にテクノロジーの発展に大きな期待を寄せるところですが、肝心なのはそうした技術を人間がいかに使いこなすかどうかです。「宝の持ち腐れ」という言葉があるように、技術を使いこなせなければいくら進歩していてもあまり意味をなさないでしょう。

テクノロジーをうまく活用している事例としては、近年台頭しているVRを利用した「Vチューバー」という職業が挙げられます。Vチューバーとは2D・3Dアバターを作成し、配信者に変わって動画内のキャラクターとして登場する仕事で、あのYouTuberを凌ぐ勢いで人気が高まっています。技術革新はこうした新しい職業誕生の可能性を秘めているのです。

高度経済成長期中に開催された東京五輪・大阪万博が日本経済を高みに導いたように、リバイバルとなる今後の東京と大阪の祭典が同様に日本を豊かにするとは限りません。しかしながら、技術革新によって新たな職業が生まれた歴史があるだけに、特にVR・ARをはじめテクノロジーの更なる発展が望まれる大阪万博は、労働者にとって新たな職の発見の場にも十分なり得るはずです。

 

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2020/01/20 更新

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