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DXを目指すうえでビジネスに取り入れるべきZ世代の考え方

2019/11/18
フィンテック活用術第16回:DXを目指すうえでビジネスに取り入れるべきZ世代の考え方

 

DXを目指すうえでビジネスに取り入れるべきZ世代の考え方

AI、IoT、ブロックチェーンなどを頻繁に見聞きする現代人であれば誰もが「デジタルによる変革」、つまりDX (Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)による変化を実感しているでしょう。そして、変革の流れは今後、さらに加速化することが想定されています。それゆえにアナログからデジタルへ社会がシフトしているのであれば、デジタルを知り尽くしている人材が重宝されることは想像に難くないでしょう。これからのビジネスシーンにおいてはデジタルネイティブと呼ばれる“Z世代”に注目が集まっています。

デジタルネイティブと呼ばれるZ世代とは

常に時代は移り変わるものであり、それぞれの時代で根幹を担った年代の人々を「〇〇世代」と呼んでカテゴライズする風潮は今に始まったことではありません。日本でも団塊の世代に始まり、バブル世代、ゆとり世代などウィットに富んだネーミングでその時代を象徴する世代を表現し、世相を反映してきました。そして、現在では1990年代後半から2000年生まれの新世代「Z世代」が台頭しつつあります。

Z世代という名前の由来は、アメリカでの呼称がきっかけだと言われています。1960年から1974年生まれをX世代、1975から1990年代前半生まれをY世代と定義したことにより、その次の世代が自然とZ世代と評されるようになりました。

Z世代と他の世代を隔てる決定的な違いは、物心ついた時からスマホやパソコンなど通信手段があって当たり前だったことです。近年の社会のデジタル化に伴い、Z世代にとっては生まれた時からデジタルが身の回りに溢れている状況がごく当たり前でした。あらゆるデジタル機器やネットサービスに囲まれて育ったZ世代の子どもたちは、往年の世代が適応に苦しむPCやスマートフォンなどの機器も幼少の頃から自在に使いこなしているのが特徴です。

オンラインとオフラインの垣根がないZ世代

生まれた時からインターネットが身近にあったZ世代においては、オンライン(インターネットがつながっている状態)が当たり前であるということをまず覚えておきましょう。Z世代だけに限らず現代人のスマホ依存は深刻であり、常にオンライン(誰かとインターネット上でつながっている)状態でないと不安を覚える人さえいます。Z世代はその傾向が顕著だと言えます。しかし、それは逆説的に言えば、日常生活をオンラインの視点で考えられることを意味します。

たとえば、会社を欠勤する際に一昔前なら電話とメールでの連絡が必要なケースが大半でした。しかし、Z世代の若者は欠勤の連絡でさえ、LINEなどのコミュニケーションアプリで済ませるケースがほとんどです。そうした世代間の認識の違いはジェネレーションギャップと一言で片づけてしまえば簡単ですが、その根底にはZ世代には“オンラインとオフラインの垣根がない”点が指摘できるでしょう。

Z世代はさまざまな種類のデジタルメディアに触れて育ってきた経緯があります。それゆえにオンラインとオフライン(インターネットにつながっていない状態)のコミュニケーションを差別化していない点が特徴に挙げられます。つまり、Z世代は当たり前にデジタルでのコミュニケーションを行ってきたがゆえに、オンオフを特に意識して過ごしていないということです。これはZ世代以外の人間からすれば、カルチャーショックかもしれませんが、彼らからすれば何ら不思議なことではありません。

DXのために注視すべきZ世代の視点や発想

時にオンオフのコミュニケーションの垣根がないことが槍玉に挙げられることも多いZ世代ですが、これからの時代は彼らの感覚こそが新常識となりつつあります。なぜなら、社会はDX(デジタルトランスフォーメーション)を起こしているからです。そのため、先輩世代の人たちにはZ世代とコミュニケーションを取るためだけではなく、仕事においてもデジタルが当たり前の視点や発想が不可欠となります。

AIやIoT、ブロックチェーンなどを筆頭にすべての産業は今後、デジタルと密接に関わっていくことでしょう。そうしたデジタルトランスフォーメーションが起きている昨今においては、これまでのビジネス観だけでは社会で生き残ることは難しく、新しいデジタルの知見を併せ持つことが不可欠となります。

多くの諸先輩方は若い世代に対して、「今の若者は……」と言い続けてきた歴史がありますが、反対に下の世代から何かを学び取ろうとした姿勢を見せた人は少ないのではないでしょうか。急激なDXが進み、混沌とすることが危惧される現代だからこそ、デジタルネイティブと呼ばれるZ世代から多くを学ぶことが必要になるかもしれません。

 

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2019/11/18 更新

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