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金融ITによって起こる労働環境の変化とは?

2019/05/13

 

金融ITによって起こる労働環境の変化とは?

近年よく耳にするようになった「仮想通貨」「クラウドファンディング」というワード。これらは、すべて金融×ITのテクノロジーの発展であるフィンテックにカテゴライズされます。フィンテックは一時のブームなどではなく、今後も技術革新がいっそう進むことは間違いありません。それだけに利用者側も新サービスに順次適応していくことが求められる時代になります。では金融ITがさらなる発展を遂げたあかつきには、私たちの労働環境にはどんな変化が起こるのでしょうか?

社会にさまざまな変革をもたらすITテクノロジー

フィンテックの登場によって、私たちの社会にはさまざまな新しい仕組み・サービスが誕生しました。たとえば、昨今世の中を大きく賑わせている仮想通貨はまさにフィンテックの代表格です。インターネットを介して国や地域の垣根を越えて取引ができる利便性と即時性の高さから今後の社会にますます広まっていくことが見込まれます。

こうしたフィンテックの台頭は、これまで銀行などの金融機関を介するのが当たり前だった融資や資産運用、資産管理といった「お金」にまつわるすべての動きに変化を起こしつつあります。利用者自身が従来の金融サービスとフィンテックの新しいサービスとを吟味したうえで、最適な選択をしていく時代にシフトするでしょう。事実、アメリカではすでに個人が直接個人・法人に融資を行う「ソーシャルレンディング」というサービスが生まれています。

融資を受けたい個人・法人がソーシャルレンディングを利用することで、手数料や利息をより柔軟に設定できるようになりました。また、資金を必要とする人・企業と融資を行いたい個人のマッチングがしやすくなったことで、金融機関からの融資が実現しにくかったスタートアップ企業や学生などにも利用が広がり、新たな金融市場が誕生しつつあります。こうした変化は、雇用者や労働者双方にとって「金融サービスの選択肢の増加」という大きなメリットとなり得るでしょう。

フィンテックの普及によって生まれる労働者側のメリット

フィンテックが普及することにより、私たちの労働環境は具体的にどんな変化が生じるのでしょうか。第一に挙げられるのは、バックオフィス業務のクラウド化です。たとえば、すでに税務や会計の分野では、ITテクノロジーを利用した「freee(フリー)」というクラウドサービスが人気を集めており、個人事業主や小規模法人などのスモールビジネスに変革を起こしています。

このサービスは銀行口座の入出金明細と連動しており、面倒な転記・仕訳作業をほぼ自動で行うことができます。また、入力された情報をもとに確定申告書や決算書の作成までを安価に手軽に済ませることが可能になり、税務・会計分野で働く人の業務を効率化し、労働環境を大きく変化をもたらしました。

また、フィンテックを利用して給与の受取タイミングを自由に選択できるサービスも登場しています。給与前払いサービス「CYURICA(キュリカ)」は、出金するための事前申請や銀行口座の開設も不要で、カードの発行手続きと勤怠報告だけでいつでもどこでもATMから給与の出金ができるという画期的なサービス。就業曜日や時間にかかわらず、24時間・365日いつでも、最短で就業当日にお金を引き出すことが可能です。こうしたサービスにより、私たち労働者の働き方は今後いっそう柔軟に幅広くなることが予想されます。

自分に合ったテクノロジーを選択する時代に

この先、フィンテックがより浸透していくことで、さらなる金融サービスの多様化が進むことでしょう。先述したCYURICAのようにこれまでにない金融サービスが急増することは確実であり、労働者のニーズに合ったテクノロジーがより支持されるはずです。そして金融サービスを自由に選べる時代になるため、便利な一方で1人ひとりがより賢明な選択をする必要に迫られることも確かです。

今後は利用する金融サービスの選択次第で、私たちの労働環境や生活が大きく左右される可能性があります。新たなテクノロジーの台頭に対してしっかりとアンテナを張り、就業先や効率的な資産運用の方法など、さまざまな場面で賢い選択ができるビジネスマンを目指していきましょう。

 

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2019/05/13 更新

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