日本人はピンクの代名詞として「桜色」という言葉を好んで使います。
「桜色」のワインといえばやっぱりロゼワイン。
実はロゼは、色を桜に合せるのもさることながら、どうしても大味になりがちな仕出し系のお料理に割と合せやすいのです。
仕出しは味付けが濃いため、さっぱりした白ワインではどうしても負けてしまうことが多いのですが、かといって赤ワインでは個性が強すぎて、すべてのお料理に合せることが難しいですよね。
そんな時、白ワインほどあっさりしすぎず、かといって赤ワインのように主張することのないロゼは強い見方なんです。 |
桜の種類によっては、濃いピンク、薄いピンク、またソメイヨシノのように薄墨色とカラーのレパートリーもいろいろありますが、ロゼワインも同じです。
フランスでは、シャンパーニュ以外のワインは原則赤ワインと白ワインをブレンドしてロゼを造ることを禁止しているため、通常血抜き法(セニエ法)という方法でロゼを造ります。要は赤ワイン用のぶどう品種で、赤ワインほど色が付く前に、ぶどうの果皮を取り除くわけです。濃いロゼにしたかったら、長めに果皮を果汁に浸漬しておけばいいし、うっすらと色づけしたければすぐに取り除く。もちろん濃いロゼの方が、味も体格もしっかりしています。フランス語でヴァン・グリ(グリは灰色の意)、英語でブラッシュワインなどと言うのですが、刷毛で墨をさっと刷くように、まさに桜の花びらのように薄墨色をしているワインなどもあるんですよ。 |
ロゼというとどうしても甘口との印象が強いのですが、お食事に合せても邪魔にならない辛口ロゼで有名なのが、フランスはローヌ地方で造られるTavel(タヴェル)です。ぶどうの品種はローヌ地方の代表選手であるシラーやグルナッシュが主体。ぶどうの個性が強いため、ロゼなのに物足りなさを感じることがあまりありません。
値段的には(生産者によりますが)だいたい2000円代とリーズナブルなのも嬉しいところです。 |
きりりと冷やしたロゼを飲みつつ、桜を愛でる。
お友達と、あるいは大切な人と、いつもとは違うちょっと素敵なひと時を過ごしてみてください。
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